お迎え後の注意点

人間だって犬だって、初めての環境は緊張してしまうもの。

幼い子犬にとって初めての環境はストレスの連続だから、気を使ってあげたいものです。

特に重要と思われる注意点をまとめてみました。書いてある内容でわからないところやご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

お家に着いたら

待ちに待ったかわいいワンちゃん、さっそく遊びたくなる気持ちもわかります。「まずは抱っこ!」、とか「近所を一緒に散歩したい!」となりますよね。

しかし、子犬にとっては突然、新しい家族・新しい環境に置かれる訳ですから、戸惑いやストレスを抱えてとても疲れています。そんなところで無理やり引きずり回したりしては心身ともに疲弊して大きな問題になることも。

かけがえのないかわいい家族だからこそ、無理や無用なストレスを与えないことが大事です。最初(2,3日程度)のうちは例え遊んで欲しがったとしても、グッと我慢して子犬が休息できる環境を整えてあげましょう。

室温について

子犬の体温は平均38度です。
温度差に対しての抵抗力が弱いので、温度には十分注意しましょう。

エアコンなどの冷暖房機を上手に使い、室内温度を夏は26度前後、冬は24ど前後に設定してください。

寝床が寒い場合は、ペットヒーターや湯たんぽなどを使っても良いでしょう。

フレンチブルドッグやパグは、暑さに大変弱いため、夏は他の犬種よりも設定温度をやや低めに設定したほうが良いでしょう。

夜泣きについて

子犬が幼ければ幼いほど、慣れない環境とも相まってケージやサークルから出たがって鳴いたり騒いだりしがちです。

そんな様子を見ているうちに情にほだされて、ついついケージから出したり寝室に連れて行きたくなったりします。

でもそれは子犬にとって良いことでありません。鳴いたり騒いだりすると願い事がかなうと学習してしまったら、いつまでもその状態が続きます。

逆に泣いたり騒いだりでは変わらない、と理解したら自然と治まっていきます。最初だからこそ甘やかさずに毅然(きぜん)とした態度を取ることが重要です。

トイレのしつけのポイント

とにかく褒めること!

これから始まる子犬との生活で一番重要であり、同時に悩むことが多いのがトイレのしつけです。最初からきちんとトイレのしつけが出来ている子犬は、とても残念ながら少ないのが現実です。

最初から完璧を求めてもなかなかうまくいきません。そこで、はじめのうちはケージやサークルの床一面にトイレシートを敷き詰めておき、寝床はその上に置くようにします。

そうすれば床一面がトイレのようなものですから、どこに排せつをしてもトイレは成功!ということになります。トイレが成功したら思いっきり褒めてあげましょう。うれしくなった子犬は自然とシートの上で排せつするようになります。

こうなったらしめたもの、徐々にシートの面積を小さくしていけばトイレの場所が定まってきます。

食事について

食事の回数
幼齢期(4ヶ月位まで)は1日3~4回
成犬期は1日2回

食事の量
量はフードの種類によっても違うので、パッケージの表示を参考に与えてください。
カリカリがまだ食べれない子は、カリカリを水でふやかした物を与えてください。
徐々に硬いものでも食べれるよう、様子を見ながら硬さを調節していってください。

おやつ
ご飯の妨げにならない量で、しつけのご褒美やスキンシップにあげる程度に抑えてください。

飲み水
常に新鮮なお水を飲めるようにしてください。
お皿だとこぼしやすいので、給水器が便利です。

病気の予防をしてください

大切なペットを守るためには、必ず病気の予防をしましょう。

混合ワクチン
生まれたての子犬は、母犬からの移行抗体により守られていますが、成長につれてその抗体も薄れていきますので、混合ワクチンを接種します。

生後45~60日位に一回目のワクチンを接種し、その30日後、そのまた30日後に接種し、計3回接種します。

ワクチンの種類は獣医さんにより違いますので、獣医さんと相談して接種をお願いします。

狂犬病予防接種
狂犬病は人にも感染し、現在の医学では治療法がなく100%死亡するとても怖い病気です。
そのため法律で、1年に1度の接種が義務付けられています。

生後90日以降で混合ワクチン接種後1ヶ月位後に保健所か動物病院で接種してください。

フィラリア予防
フィラリア症(犬糸状虫症)は、蚊が運んでくる寄生虫が心臓に寄生し、最悪の場合死に至る病気です。

地域にもよりますが、蚊の多くなる4~11月に予防薬の投与で防ぐことができます。

予防薬は錠剤や注射、スポット剤など、投与の回数や金額がそれぞれ違うので、獣医さんと相談の上、予防してください。

ノミ・ダニ予防
ノミやダニが寄生すると、犬は痒がったり、脱毛したりします。

近年では、マダニの媒介で人間の死亡例も出ていますので、60日を過ぎたら必ず予防しましょう。

睡眠について

子犬は18時間、成犬でも12時間程の睡眠が一日に必要だと言われています。
安心して眠れる環境を作ってあげましょう。

お散歩について

混合ワクチン接種が終わって一週間くらい経てば、お散歩デビューができます。

お散歩には、運動不足解消はもちろんのこと、ストレス発散や社会性を身につける勉強にもなるなど、たくさんのメリットがあります。

是非たくさんお散歩させてあげてください。