ミニチュアシュナウザーの「レバー」を探している方から、よくいただく質問があります。
「レバーのシュナウザーって、鼻も茶色なんですか?」
「アイラインは黒じゃないんですか?」
「肉球も茶色になりますか?」
「目の周りの色素はどうなりますか?」
レバーという毛色に興味を持ったとき、どうしても目に入るのは被毛の色です。
もちろん、レバーの美しいブラウンの毛色は大きな魅力です。
しかし、レバーの特徴は毛だけではありません。
レバー系の犬では、毛色だけでなく鼻、目の周り、唇、肉球などの色素にもブラウン系の特徴が見られることがあります。
この「色素」を知ると、レバーのシュナウザーをより深く理解することができます。
今回は、ミニチュアシュナウザーのレバーについて、
・レバーの鼻は何色?
・アイラインは黒?茶色?
・肉球は何色になる?
・唇や口元の色素は?
・子犬の頃から色は分かる?
・成長すると色素は変化する?
・レバーとブラックの色素の違い
・写真を見るときのポイント
などを、OG KENNELのブリーダーとして分かりやすくご紹介します。
レバーのミニチュアシュナウザーをお迎えしたい方はもちろん、「レバーって普通のシュナウザーと何が違うの?」と思っている方にも、ぜひ知っていただきたい内容です。
そもそも犬の「色素」って何?
まず、「色素」という言葉について簡単に説明します。
犬の毛色を見ていると、毛そのものの色ばかりに目が行きます。
しかし、犬には毛以外にも色がついている部分があります。
例えば、
・鼻
・目の周り
・唇
・歯ぐきの一部
・肉球
などです。
これらに見られる色のことを、一般的に「色素」と呼びます。
犬の毛色は、こうした色素の出方と関係しています。
そのため、レバーのミニチュアシュナウザーを見るときには、毛だけではなく鼻や目元、肉球などを見ることで、「この子はどんな色素を持っているのかな?」と観察することができます。
ただし、すべての部分が必ず同じ色になるわけではありません。
個体差もありますし、子犬から成犬になるまでの過程でも見え方が変わることがあります。
ここはとても大切なポイントです。
レバーのミニチュアシュナウザーの鼻は何色?
まず、一番分かりやすいのが鼻です。
ブラック系のシュナウザーを見慣れている方は、シュナウザーの鼻といえば「黒」をイメージすると思います。
一方、レバー系の犬では、鼻の色素にもブラウン系の特徴が現れることがあります。
レバーの被毛と合わせて見ると、顔全体がブラウン系でまとまったような、柔らかい印象になることがあります。
ここがレバーの大きな魅力の一つです。
黒い鼻にブラウンの毛が組み合わさった顔と、ブラウン系の色素を持つレバーの顔では、同じミニチュアシュナウザーでも印象が違って見えます。
レバーの子犬を見るときには、ぜひ鼻にも注目してみてください。
毛色だけを見ていると気づきにくいのですが、鼻の色を見ると、
「レバーってこういう色素なんだ」
と、より分かりやすくなります。
レバーの鼻は「茶色」と言っても一色ではない
ここもレバーの面白いところです。
「レバーの鼻=茶色」
と聞くと、すべて同じ色を想像してしまいますが、実際には色の濃さや見え方には個体差があります。
深いブラウンに見える子もいれば、少し赤みを感じる子もいます。
また、写真を撮影すると、光の当たり方によって色が違って見えることがあります。
室内で撮った写真では濃く見える。
自然光では少し明るく見える。
フラッシュや照明によって色味が変わって見える。
このため、レバーの子の色を写真だけで完全に判断するのは意外と難しいものです。
特に子犬は毛が柔らかく、顔つきも成長途中です。
「写真で見た色と実際に見た色が少し違う」
ということもあります。
レバーの色を見るなら、できれば自然光の下で実際の子を見ていただくのが一番分かりやすいでしょう。
アイラインもレバーの特徴が出る?
次に気になるのが「アイライン」です。
犬の目の周りには、目を縁取るような色素があります。
人間でいうアイラインのように見える部分ですね。
ブラック系の犬では、黒い色素が目元に入ることで、目がくっきりと強調されて見えることがあります。
一方、レバー系では、目の周囲の色素にもブラウン系の特徴が見られることがあります。
そのため、レバーのシュナウザーはブラック系のシュナウザーと比べると、目元の印象が少し柔らかく見えることがあります。
レバーの毛色とブラウン系の色素が組み合わさることで、
「優しい顔に見える」
「柔らかい雰囲気がある」
と感じる方もいます。
もちろん、これは毛色だけで性格が決まるという意味ではありません。
性格は一頭一頭違います。
あくまでも、顔全体の色の組み合わせによって受ける印象が変わるということです。
「レバーなのに黒いところがある?」と思ったら
レバーの子を見ていると、
「鼻は茶色だけど、目の周りに黒っぽく見えるところがあります」
ということがあります。
これは写真の光や毛の影、皮膚の見え方などによっても印象が変わるため、一部分だけを見て「黒い色素」と判断するのは難しい場合があります。
また、子犬は成長途中です。
毛が生えそろっていなかったり、毛の長さが短かったりすることで、皮膚や色素が目立って見えることもあります。
そのため、レバーの子を見るときには、
鼻だけ、目元だけ、肉球だけを見るのではなく、全体の色素を合わせて見る
ことが大切です。
レバーの肉球は何色?
そして、意外と質問が多いのが「肉球」です。
肉球も犬によって色が違います。
ブラック系の犬では、黒っぽい肉球が一般的にイメージされると思います。
レバー系の犬では、肉球にもブラウン系の色が見られることがあります。
子犬の肉球を見ると、
「こんなところまで茶色なんだ!」
と驚く方もいます。
レバーの被毛と、ブラウン系の鼻や肉球。
全体を見ていくと、レバーならではの色素のまとまりが感じられます。
ただし、肉球の色についても個体差があります。
一部分が濃く見えたり、成長によって見え方が変わったりすることもあります。
「レバーなら必ず肉球がこの色」
と決めつけるのではなく、その子の個性として見ていただくのが良いでしょう。
子犬の肉球は成長すると変わる?
子犬を見ていると、肉球の色がまだ均一ではないことがあります。
生まれたばかりの頃と、少し成長した頃では見え方が違うこともあります。
また、子犬は日々成長しています。
歩く量が増えたり、生活環境が変わったりすることで、肉球の状態そのものも変化します。
そのため、子犬の頃の肉球だけを見て、成犬になったときの色や状態を完全に予測することはできません。
レバーの子をお迎えしたら、毛色だけではなく、
「鼻の色がこんな感じになってきた」
「肉球がこんな色になってきた」
「顔つきが変わってきた」
など、小さな変化を楽しんでいただければと思います。
唇や口元の色素にも注目
レバーの色素を観察するときは、鼻や肉球だけではなく口元にも注目してみてください。
唇の周辺にも色素があります。
シュナウザーは口元の飾り毛が特徴的なので、普段は毛に隠れている部分もあります。
トリミングしたときなどに、口元の色素が見えやすくなることがあります。
レバーの子は、こうした細かな部分にもブラウン系の色素が見られることがあります。
「毛が茶色いだけじゃないんだ」
と感じていただけると思います。
レバーは「毛色」だけではなく「全体の色」が魅力
ここまで読んでいただくと分かるように、レバーの魅力は単純に「茶色い毛」だけではありません。
レバー系の色素を持つ子では、
毛色+鼻+目元+口元+肉球
など、身体のさまざまな部分にブラウン系の色合いが見られることがあります。
この全体のまとまりが、レバー独特の雰囲気につながっています。
ブラック系のシュナウザーは、黒い色素が顔をキリッと引き締める印象があります。
それに対してレバー系は、ブラウン系の色素によって柔らかく温かみのある印象を感じることがあります。
もちろん、どちらが良いという話ではありません。
ブラックにはブラックの美しさがあります。
レバーにはレバーの美しさがあります。
それぞれ違う魅力です。
レバーの目の色は?
レバーの子を探している方からは、
「目も茶色になるんですか?」
という質問もあります。
ここは「レバーだから必ず目がこの色」と単純には言えません。
犬の目の色には個体差がありますし、子犬の時期と成長後では印象が変わることもあります。
また、目の周囲の毛色や色素によって、目そのものの色が違って見えることもあります。
レバー系のシュナウザーでは、ブラウン系の被毛や色素との組み合わせによって、目元全体が柔らかく見えることがあります。
小さな子犬の頃は、まだ顔つきも変化していきます。
そのため、目の色だけでレバーかどうかを判断することはできません。
「鼻・アイライン・肉球」を見るとレバーがもっと分かる
レバーのミニチュアシュナウザーを初めて見る方には、ぜひ次の3つをチェックしてみてほしいと思います。
① 鼻
まず鼻。
ブラック系のシュナウザーとは違うブラウン系の色素が見られることがあります。
② 目の周り
次に目元。
アイラインのように見える部分の色素にも注目してみましょう。
ブラウン系の色素によって、目元が柔らかく見えることがあります。
③ 肉球
そして肉球。
普段はなかなか見る機会がありませんが、レバーの子を見たときにはぜひチェックしてみてください。
こうして毛色だけではなく身体全体の色素を見ていくと、レバーの特徴がより分かりやすくなります。
写真でレバーを見るときの注意点
SNSやホームページでレバーのシュナウザーを探している方は、写真を見ることが多いと思います。
ただし、写真には注意が必要です。
同じ犬でも、
・室内照明
・自然光
・曇りの日
・晴れの日
・カメラの性能
・スマートフォンの設定
・毛の長さ
・トリミングの状態
などによって、色がかなり違って見えることがあります。
特にブラウン系のレバーは、光の影響を受けやすいカラーです。
「写真では黒っぽく見えたけど、実際に会ったらブラウンだった」
ということもあります。
反対に、強い光が当たることで実際より明るく見えることもあります。
そのため、写真だけでカラーを判断するのではなく、ブリーダーに色について確認することをおすすめします。
可能であれば、自然光で撮影した写真や動画を見せてもらうと、より実際の色に近いイメージを持ちやすくなります。
レバーの色素は「珍しさ」だけを見るものではありません
レバーは一般的なシュナウザーのカラーとは違うため、「珍しいカラー」という点に注目されることがあります。
しかし、OG KENNELでは、レバーを単純に「珍しいから価値がある」という考え方だけで見ているわけではありません。
レバーにはレバーならではの美しさがあります。
そして、その美しさは毛色だけではありません。
鼻。
目元。
肉球。
口元。
全体の色素。
それらが組み合わさって、一頭のレバーのシュナウザーが完成します。
さらに、一頭一頭で色の濃さや模様、顔立ちが違います。
同じレバーでも、まったく同じ子はいません。
それこそが、私たちがレバーに惹かれる理由の一つです。
レバーの子犬をお迎えするときに確認したいこと
レバーのミニチュアシュナウザーをお迎えしたい方は、毛色だけでなく、次のようなところも確認してみてください。
・現在の被毛の色
・鼻の色素
・目元の色素
・肉球の状態
・毛質
・毛量
・体型
・性格
・健康状態
・両親犬の情報
・成長の経過
特に「レバー」というカラーだけを見て決めてしまうのではなく、その子自身をしっかり見ていただくことが大切です。
カラーはその子の個性の一つ。
実際に一緒に暮らすようになれば、毛色だけではなく、性格や仕草、甘え方、遊び方など、たくさんの魅力を発見することになります。
OG KENNELがレバーを発信する理由
OG KENNELでは、レバー系のミニチュアシュナウザーについて、これからもできるだけ詳しく情報を発信していきたいと思っています。
レバーはまだ一般的に広く知られているカラーとは言えません。
だからこそ、
「レバーって何?」
「普通のシュナウザーと何が違うの?」
「鼻は茶色なの?」
「肉球も茶色?」
「血統書にはどう書かれるの?」
「どうやって生まれるの?」
など、疑問を持つ方がたくさんいらっしゃいます。
私たちは、レバーの子犬を販売するだけではなく、レバーというカラーそのものについて知っていただくことも大切だと考えています。
レバーを知ってもらう。
レバーの魅力を知ってもらう。
そして、お迎えする方に安心して子犬を選んでいただく。
そのために、これからもレバーについて一つずつ記事にしていきます。
まとめ|レバーは「毛」だけではなく色素まで見るともっと面白い
ミニチュアシュナウザーのレバーを見るとき、まず目に入るのは美しいブラウンの被毛です。
しかし、レバーの魅力はそれだけではありません。
鼻。
目の周り。
口元。
肉球。
こうした部分にもブラウン系の色素の特徴が見られることがあります。
ブラック系のシュナウザーとは違った色素の組み合わせによって、レバーならではの柔らかく温かみのある表情が生まれます。
そして、同じレバーでも一頭一頭違います。
色の濃さも違います。
鼻の色も違って見えます。
目元の印象も違います。
肉球の色合いも違います。
顔立ちも違います。
だからこそ、レバーはとても奥深いカラーです。
「茶色いシュナウザー」というだけではなく、
身体全体にどんな色素が出ているのかを見る。
これを知っておくと、レバーの子犬を見る楽しみがさらに増えると思います。
これからレバーのミニチュアシュナウザーを探す方は、ぜひ毛色だけではなく、鼻や目元、肉球にも注目してみてください。
きっと、今までとは違ったレバーの魅力が見えてくるはずです。
OG KENNELではレバーのミニチュアシュナウザーについて詳しく発信しています
群馬県沼田市のOG KENNELでは、ミニチュアシュナウザーをはじめ、さまざまな犬種の繁殖・育成を行っています。
その中でも、私たちが魅力を感じているのがレバー系のミニチュアシュナウザーです。
子犬の掲載情報だけではなく、レバーの毛色、色素、遺伝、成長、血統書などについても、ブリーダーの立場から分かりやすく発信していきます。
レバーのシュナウザーについて、
「実際の色を見てみたい」
「レバーの子犬について詳しく知りたい」
「レバーと他のカラーの違いを知りたい」
という方も、お気軽にお問い合わせください。
レバーの魅力を知っていただき、その中から「この子と暮らしたい」と思える素敵なご縁につながれば嬉しく思います。
次回は、レバーの毛色がどのように受け継がれるのか、「ミニチュアシュナウザーのレバーは遺伝で決まる?」をテーマに、レバーと遺伝について詳しくご紹介します。


