ミニチュアシュナウザーのレバーを探している方から、よくいただく質問があります。
「レバーの子犬は、大きくなったら色が変わりますか?」
「子犬のときの濃いブラウンは、成犬になってもそのままですか?」
「レバーの毛色は薄くなりますか?」
「成長すると、もっとフワフワの毛になりますか?」
「レバーの子は毛が少ないって聞いたことがありますが、本当ですか?」
レバーのミニチュアシュナウザーをお迎えしようと考えている方にとって、成犬になったときの毛色や毛質はとても気になるところだと思います。
子犬の頃は、ふわふわで小さくて、とにかく可愛いレバーのシュナウザー。
でも、その姿がそのまま成犬になるわけではありません。
犬は成長するにつれて、体つきだけではなく、毛質や毛量、毛の長さ、毛の見え方なども変化していきます。
特にミニチュアシュナウザーはトリミング犬種なので、毛の長さやカットの仕方によっても、同じ子なのに印象が大きく変わります。
そして、レバーのシュナウザーについては、毛色だけではなく「毛質や毛量」についても知っておいていただきたいことがあります。
実際にレバーの子を育てていると、
「思っていたより毛が少ない」
「他のシュナウザーみたいにフワッとしない」
「毛が硬く感じる」
「もっとモコモコになると思っていた」
と悩まれる飼い主さんもいます。
これは、これからレバーの子をお迎えする方には、ぜひ最初に知っておいていただきたいポイントです。
今回は、ミニチュアシュナウザーのレバーについて、
・子犬の頃と成犬で色の見え方は変わるのか
・レバーの毛色が薄く見える理由
・毛の生え変わりと色の変化
・トリミングによる色の違い
・レバーの毛量について
・レバーの毛が硬く感じられる理由
・フワッとした毛になりにくい子について
・飼い主さんが悩みやすいポイント
・レバーの子をお迎えする前に知っておきたいこと
などを、実際にレバーのミニチュアシュナウザーを育てているブリーダーの視点から、できるだけ正直にお話しします。
まず知っておきたい「子犬の毛」と「成犬の毛」の違い
生まれたばかりの子犬は、まだ成犬と同じ被毛を持っているわけではありません。
子犬の毛は柔らかく、細く、ふわふわしています。
顔も丸く、身体もまだ小さいため、毛がたっぷりあるように見えることもあります。
ところが成長していくと、少しずつ毛質が変化していきます。
身体が大きくなり、毛も伸び、子犬の毛から成犬らしい毛へと変わっていきます。
その過程で、
「子犬の頃と色が違って見える」
「毛が前より硬くなった」
「フワフワ感がなくなった」
と感じることがあります。
これは必ずしも悪い変化ではありません。
子犬から成犬へ成長している証拠の一つでもあります。
ただし、レバーの場合は、ここに「毛量や毛質の個体差」という特徴が加わります。
レバーの子犬は濃く見えることがあります
レバーの子犬を見ると、
「すごく濃いブラウンですね」
と言われることがあります。
子犬の毛は柔らかく、密集して生えているため、全体的に色が濃く見えることがあります。
特にレバーはブラウン系のカラーなので、光の当たり方によって深いチョコレートブラウンのように見えることもあります。
自然光の下では赤みが感じられたり、室内では深いブラウンに見えたりすることもあります。
そのため、同じ子でも写真によって色の印象が違うことがあります。
子犬の頃に、
「こんなに濃いブラウンだったのに、成長したら少し明るく見える」
ということもあります。
しかし、これは必ずしもレバーそのものが別の色に変化したという意味ではありません。
毛の長さや毛質、光の反射などによって、私たちの目に入る色の印象が変わっている場合があります。
成長するとレバーの色は薄くなる?
ここはよく聞かれる質問です。
答えとしては、成長によって色の見え方が変わることはありますが、レバーの子が必ず薄くなるわけではありません。
一頭一頭、毛質も毛量も違います。
子犬の頃から深いブラウンの印象が残る子もいます。
反対に、成長すると少し柔らかいブラウンに見える子もいます。
また、毛が伸びることで明るく見えたり、短くカットすることで濃く見えたりすることもあります。
そのため、
「レバーだから成犬になると必ずこの色になる」
と決めることはできません。
成長そのものを見ながら、その子の色の変化を楽しんでいただくのが一番です。
トリミングで色が変わったように見えることも
ミニチュアシュナウザーは定期的なトリミングが必要な犬種です。
そして、トリミングは毛色の見え方にも大きく影響します。
毛を長く残していると、毛の表面に光が当たることで柔らかい色に見えることがあります。
反対に短くカットすると、毛の根元に近い部分が見えるため、濃い色に感じることがあります。
同じレバーの子でも、
「トリミング前は明るく見えた」
「カットしたら濃くなったように見える」
ということがあります。
実際には毛色そのものが急に変わったわけではなく、毛の長さや光の反射によって見え方が変化している場合があります。
レバーの色を見るときは、写真だけではなく、毛の長さやトリミングの状態も一緒に見てみると分かりやすいでしょう。
そして、レバーについて知っておいてほしい「毛量」の話
ここからが、レバーのシュナウザーをお迎えする方には特に知っておいていただきたい部分です。
レバーの子を育てていると、他のカラーのシュナウザーと比べて、
「毛が少なく見える」
と感じる子がいます。
また、
「毛が硬い」
と感じる子もいます。
さらに、
「他のシュナウザーのようにフワッとした感じにならない」
ということもあります。
もちろん、すべてのレバーがそうなるわけではありません。
毛量がしっかりあるレバーもいますし、柔らかい毛質の子もいます。
ただ、実際にレバーの子を育てていると、他のカラーに比べて貧毛に見えたり、毛が硬めだったり、フワッとしたボリュームが出にくい子がいると感じることがあります。
ここは、レバーをお迎えする前に知っておいていただきたい大切なポイントです。
「思っていたより毛が少ない」と悩む飼い主さんもいます
シュナウザーといえば、SNSなどで見るような、
「モコモコ」
「フワフワ」
「毛量たっぷり」
というイメージを持っている方も多いと思います。
特にInstagramなどでは、トリミングをしてきれいに整えられたシュナウザーの写真がたくさんあります。
そのため、レバーの子をお迎えして成長を見ていると、
「うちの子、思っていたより毛が少ないかも」
「もっとフワフワになると思っていました」
と心配になる飼い主さんもいます。
でも、これは飼い主さんの育て方が悪いということではありません。
もともとの毛質や毛量には個体差があります。
そして、レバーでは、他のカラーの子と比べて被毛のボリュームが少なく見える子がいることも事実です。
だからこそ、レバーをお迎えする前に、この可能性を知っておいていただくことが大切だと思っています。
レバーの「毛が硬い」は悪いこと?
「毛が硬い」と聞くと、
「それって毛質が悪いってこと?」
と思われる方もいるかもしれません。
でも、そういう意味ではありません。
犬の毛質には個体差があります。
柔らかい毛の子もいれば、しっかりした硬めの毛の子もいます。
レバーの中にも、
・柔らかい毛質
・少し硬めの毛質
・細めの毛
・しっかりした毛
・毛量の多い子
・毛量が少なめの子
など、いろいろなタイプがいます。
毛が硬いこと自体が、その子の健康状態が悪いということではありません。
むしろ、その子が持っている被毛の個性の一つです。
なぜ「フワッとしない」と感じるの?
レバーの子を育てていて、
「もっとフワフワになってほしい」
と思う方もいると思います。
シュナウザーらしい眉毛やヒゲ、胸元や脚の毛などがフワッとしている姿を想像してお迎えする方も多いでしょう。
ところが、レバーの中には、他のカラーのシュナウザーと比べて毛量が少なく見えたり、毛が硬かったりすることで、全体的にすっきりした印象になる子がいます。
毛の密度が違えば、同じ長さまで毛を伸ばしても見た目のボリュームは変わります。
そのため、
「同じシュナウザーなのに、あの子みたいにフワフワにならない」
ということが起こります。
これはレバーの子をお迎えした飼い主さんが、実際に成長を見て初めて気づくこともあります。
だからこそ、私たちはレバーについて発信するとき、可愛いところだけではなく、こうしたリアルな部分もお伝えしたいと思っています。
子犬の頃に毛が少なくても、成長で変わることはある?
あります。
子犬の被毛はまだ完成していません。
成長に伴って毛質が変わったり、毛が伸びたり、密度が増えたように感じることがあります。
そのため、子犬の頃に毛が少なく見えたからといって、成犬になっても必ず同じ状態とは限りません。
一方で、成長しても比較的すっきりした毛質のままの子もいます。
ここは本当に個体差があります。
「何ヶ月になれば必ずフワフワになる」
という決まった時期もありません。
だから、子犬の段階だけを見て成犬時の毛量を断定することは難しいのです。
毛量は遺伝だけでなく、いろいろな要素があります
被毛について考えるとき、両親犬の毛質を見ることも一つの参考になります。
両親がどんな毛質なのか。
毛量はどのくらいあるのか。
兄弟犬はどんな被毛になっているのか。
こうした情報を見ることで、その子の成長をイメージする材料になります。
ただし、両親が毛量たっぷりだからといって、子犬も必ず同じになるとは限りません。
兄弟でも毛質が違うことがあります。
同じレバーでも、
「この子はフワフワ」
「この子は少し硬め」
「この子は毛量が多い」
「この子はすっきりしている」
と、それぞれ違うことがあります。
犬の魅力は、みんなが同じではないところにもあります。
レバーの毛質に合わせたトリミングも大切
毛量が少なめのレバーだからといって、シュナウザーらしいスタイルを楽しめないわけではありません。
その子の毛質や毛量に合わせてトリミングすることで、印象はかなり変わります。
毛量が多い子と同じカットをそのまま当てはめるのではなく、その子の毛質に合わせて形を作ることが大切です。
特に顔まわりは、
眉毛の形。
ヒゲの残し方。
耳の毛。
口元の毛。
などによって、かなり印象が変わります。
「毛が少ないから可愛くならない」ということではありません。
その子の毛量に合ったスタイルを見つけていくことで、その子ならではの可愛さを引き出すことができます。
レバーの毛量について悩んだときに知っておいてほしいこと
もしレバーのシュナウザーと暮らしていて、
「毛が少ない気がする」
「毛が硬い」
「フワフワにならない」
と悩んだとしても、まずは焦らなくて大丈夫です。
成長途中なら、まだ毛質が変化する可能性があります。
また、季節やトリミングの状態によっても見え方は変わります。
ただし、急激な脱毛や皮膚の赤み、かゆみ、フケなど、明らかに以前と違う変化がある場合は、単純に「レバーだから」と考えず、獣医師に相談することが大切です。
毛量の個体差と、皮膚や健康上の問題は別の話です。
普段からその子の毛や皮膚の状態を見ておくと、変化にも気づきやすくなります。
「毛が少ないかもしれない」と知っておくことも大切
レバーのシュナウザーをお迎えするなら、最初から、
「レバーは毛量が少なく見える子もいる」
「他のカラーほどフワフワにならない子もいる」
「毛が硬めの子もいる」
ということを知っておくことをおすすめします。
これはレバーをおすすめしないという話ではありません。
むしろ逆です。
最初に知っておけば、実際に成長したときに、
「思っていたのと違った」
と戸惑うことが少なくなります。
そして、
「この子はこういう毛質なんだ」
と、その子の個性として受け止めやすくなります。
レバーの魅力は「毛量」だけではありません
レバーを選ぶ方の多くは、まずその色に惹かれます。
深みのあるブラウン。
柔らかい色合い。
ブラック系とは違った雰囲気。
鼻や目元などのブラウン系の色素。
そして、一頭一頭違う色合い。
とても魅力的なカラーです。
そこに、毛質や毛量の個体差があります。
毛量がたっぷりある子もいれば、すっきりした毛質の子もいる。
柔らかい子もいれば、硬めの子もいる。
その違いも含めて、その子だけの個性です。
「フワフワじゃないからダメ」ではありません。
その子には、その子の可愛さがあります。
OG KENNELが「レバーのリアル」を発信する理由
レバーの魅力を紹介する記事なら、
「珍しい」
「可愛い」
「きれい」
という部分だけを書くこともできます。
でも、OG KENNELでは、これからレバーをお迎えする方に、できるだけ現実的な情報も知っていただきたいと思っています。
レバーは魅力的なカラーです。
でも、実際に育ててみると、
「思ったより毛が少ない」
「毛が硬い」
「他のシュナウザーみたいにフワッとしない」
と感じることがあります。
そして、そのことで悩む飼い主さんもいます。
だからこそ、私たちはそこを隠すのではなく、最初からお伝えしておきたいと思っています。
良いところだけではなく、実際に育ててみて分かることも知っていただいたうえで、
「それでもレバーが好き」
「この子と暮らしたい」
と思っていただけることが、一番嬉しいことだと考えています。
レバーは成長を見る楽しみがある
子犬の頃は濃いブラウンで、ふわふわ。
そこから少しずつ身体が大きくなり、毛質が変わっていく。
毛が伸びたり、トリミングしたり。
顔つきも変わる。
そして、成犬らしいレバーの表情になっていく。
毛色だけではなく、毛質や毛量まで含めて、その子が少しずつ完成していく過程を見ることができます。
「子犬のときはこんなに小さかったんだ」
「この頃はまだフワフワだったね」
「今はこんな毛質になったね」
そんなふうに、成長の一つ一つを写真に残しておくのもおすすめです。
まとめ|レバーは「色」だけでなく「毛質」も含めて楽しむカラー
ミニチュアシュナウザーのレバーは、成長によって毛色の見え方が変化することがあります。
子犬の頃は濃く見えていたブラウンが、成長すると少し柔らかく見えることもあります。
一方で、深いブラウンの印象が残る子もいます。
トリミングや毛の長さ、光の当たり方によっても色の見え方は変わります。
そして、レバーについてもう一つ知っておいていただきたいのが、被毛の個体差です。
レバーの子の中には、
・毛量が少なく見える
・毛が硬めに感じられる
・他のカラーよりフワッとしにくい
・すっきりした被毛になる
という子もいます。
もちろん、すべてのレバーがそうなるわけではありません。
毛量たっぷりの子もいますし、柔らかい毛質の子もいます。
だからこそ、レバーをお迎えするときは、色だけではなく、その子の現在の毛質や両親犬の被毛、成長の様子なども確認しておくことが大切です。
そして、もし成長して、
「思っていたより毛が少ない」
「フワフワにならない」
と感じても、それはその子の個性かもしれません。
レバーの魅力は、完璧に同じ色、同じ毛量、同じ毛質の子がいないことにもあります。
深いブラウンの毛色。
ブラウン系の色素。
一頭一頭違う顔。
そして、一頭一頭違う毛質。
そのすべてが、その子だけの個性です。
レバーは「珍しい色だから可愛い」のではなく、その子自身の個性を含めて好きになっていくカラー。
私たちはそう考えています。
OG KENNELではレバーの「リアル」も発信しています
群馬県沼田市のOG KENNELでは、ミニチュアシュナウザーを中心に、一頭一頭の健康と成長を大切にしながら育てています。
特にレバー系のミニチュアシュナウザーについては、
・レバーの毛色
・レバー&ホワイト
・レバータン
・鼻や目元、肉球などの色素
・子犬から成犬への毛色の変化
・毛質や毛量
・レバーの遺伝
・血統書について
など、これからレバーをお迎えしたい方が気になる情報を、実際にレバーを育てているブリーダーの視点から発信しています。
レバーのことをもっと知りたい。
実際の子犬を見てみたい。
成長したレバーの姿も見てみたい。
そんな方にも、ぜひOG KENNELのホームページやSNSを覗いていただけたら嬉しいです。
レバーは、知れば知るほど奥深いカラーです。
そして、子犬から成犬へ成長していく姿を見れば見るほど、その魅力が分かってくるカラーでもあります。
これからも、良いところだけではなく、実際に育てているからこそ分かる「レバーのリアル」も含めて、丁寧にお伝えしていきます。
次回は「生まれたばかりのレバーの子犬はどんな色?」をテーマに、出生直後から少しずつ成長していくレバーの毛色について詳しくご紹介します。


