ミニチュアシュナウザーのレバーを探している方から、よくいただく質問があります。
「レバーは毛が少ないって本当ですか?」
「他のカラーより毛が硬いって聞いたことがあります」
「レバーでも、フワフワのシュナウザーになりますか?」
「毛量が少ない子は、成犬になったら増えますか?」
「SNSで見るシュナウザーみたいにモコモコになりますか?」
レバーのミニチュアシュナウザーをお迎えしようと考えている方にとって、毛色と同じくらい気になるのが被毛の量や毛質ではないでしょうか。
シュナウザーといえば、眉毛やヒゲが立派で、身体の毛もしっかりしていて、トリミングをするとふわっとしたシルエットになる姿を想像する方も多いと思います。
ところが、実際にレバーの子を育てていると、
「思っていたより毛が少ない」
「毛が硬い」
「他のカラーのシュナウザーほどフワッとしない」
「もっと毛量があると思っていた」
と感じる飼い主さんがいます。
これは、これからレバーの子をお迎えする方には、ぜひ知っておいていただきたいことです。
もちろん、すべてのレバーが貧毛になるわけではありません。
毛量がしっかりある子もいますし、柔らかい毛質の子もいます。
同じレバーでも、一頭一頭違います。
ただ、レバー系のミニチュアシュナウザーでは、他のカラーと比べて毛量が少なく見えたり、毛が硬く感じられたり、ふわっとしたボリュームが出にくい子がいるということは、レバーを育てる側として知っておいていただきたいポイントです。
今回は、レバーの被毛について、できるだけ正直にお話しします。
そもそも「貧毛」ってどういう状態?
犬の被毛について使われる「貧毛」という言葉は、簡単にいうと、毛量が少なく見える、被毛のボリュームが出にくい状態を指して使われることがあります。
ただし、これは病名ではありません。
「毛が少ない=病気」ということでもありません。
犬にはもともと、一頭一頭違った毛質や毛量があります。
同じ犬種でも、
毛が多い子。
毛が少なめの子。
細い毛の子。
太い毛の子。
柔らかい毛の子。
硬い毛の子。
さまざまです。
ミニチュアシュナウザーのレバーについても同じです。
「レバーだから全員が貧毛」というわけではありません。
一方で、実際にレバーを育てていると、他のカラーと比較して毛量が少なく感じられる子がいるのも確かです。
ここを知らずにお迎えすると、成長してから「思っていた感じと違う」と悩んでしまうことがあります。
だからこそ、レバーをお迎えする前に知っておいてほしいのです。
レバーは「フワフワのシュナウザー」にならないことがある
SNSで見るミニチュアシュナウザーは、とても毛量が豊富に見える子が多いですよね。
顔まわりはモコモコ。
眉毛も立派。
ヒゲもふわっとしている。
胸元や脚にも毛がしっかりあります。
そんな姿を見て、
「シュナウザーを飼うなら、こんな感じになるんだ」
と思っている方も多いと思います。
ところがレバーの子を育ててみると、
「あれ?思っていたよりフワッとしない」
と感じることがあります。
特に、他カラーのシュナウザーを知っている方ほど、その違いを感じることがあります。
毛量が少ない子の場合、同じ長さまで毛を伸ばしても、見た目のボリュームは違います。
さらに毛が硬めだと、ふわっと広がるというより、すっきりした印象になることがあります。
これもレバーの子をお迎えする前に知っておいていただきたい部分です。
「毛が硬い」と感じるレバーもいます
レバーの被毛について、もう一つよく出てくるのが「毛の硬さ」です。
レバーの中には、触ったときに、
「思ったよりしっかりした毛だな」
「フワフワというより、少し硬めだな」
と感じる子がいます。
もちろん、すべてのレバーが硬いわけではありません。
柔らかい毛質の子もいます。
しかし、レバーを実際に育てていると、他のカラーの子と比べて毛が硬く感じられる子がいることはあります。
ここで大切なのは、
「毛が硬い=毛質が悪い」ではない
ということです。
毛質は、その子が持っている個性の一つです。
人間でも髪質が一人一人違うように、犬の被毛も一頭一頭違います。
毛が硬いとトリミングの印象も変わります
ミニチュアシュナウザーは、トリミングによってかなり印象が変わる犬種です。
同じ犬でも、毛の長さや残し方によって、
丸く見えたり。
すっきり見えたり。
ふわっと見えたり。
シャープに見えたりします。
毛量が豊富で柔らかい子の場合は、毛を長めに残すことでボリュームを出しやすいことがあります。
一方、毛量が少なく硬めの子の場合は、同じカットをしても、同じようなフワフワ感が出ないことがあります。
そのため、レバーの子は特に、
「その子の毛質に合ったトリミング」
を考えてあげることが大切です。
毛が少ないからダメなのではありません。
その子の毛質に合わせたスタイルを見つけることが大切なのです。
「成長すれば毛が増える?」という質問
これは、レバーの飼い主さんから本当によく聞かれる質問です。
「今は毛が少ないけど、大きくなれば増えますか?」
答えは、その子によって違います。
子犬の被毛はまだ成長途中なので、成長するにつれて毛質が変わることがあります。
子犬の頃よりしっかりしてくる子もいます。
毛が伸びることでボリュームが出たように感じる子もいます。
一方で、成犬になっても比較的すっきりした毛質のままの子もいます。
つまり、
「今は貧毛だけど、○ヶ月になれば必ずフワフワになる」
とは言えません。
ここは非常に個体差があります。
子犬の写真だけでは成犬の毛量は分からない
レバーの子犬を探している方には、ここも覚えておいていただきたいポイントです。
子犬の写真を見ると、
「毛がたくさんある」
「フワフワしている」
と思っても、それだけで成犬時の毛量を判断することはできません。
逆に、子犬の頃に少し毛が少なく見えても、成長して毛質が変わることもあります。
だからこそ、
「この子は成犬になったら必ずこうなる」
と断言することはできません。
両親犬の毛質や毛量。
兄弟犬の成長。
これまでの同じ系統の子の成長。
そういった情報を合わせて見ていくことで、ある程度イメージしやすくなります。
レバーをお迎えしてから「毛が少ない」と悩む理由
では、なぜ飼い主さんは毛量について悩むのでしょうか。
一番大きいのは、お迎えする前に想像していたシュナウザーとの違いだと思います。
例えば、
「Instagramで見たシュナウザーみたいになると思っていた」
「ブリーダーさんの写真ではフワフワに見えた」
「子犬のときはモコモコだった」
というイメージがあると、成長した姿を見て、
「うちの子は毛が少ない?」
と心配になることがあります。
でも、SNSの写真は、撮影時の毛の長さ、トリミング、光、角度などによって印象が変わります。
そして何より、犬には個体差があります。
他の子と比べすぎないことも大切です。
「他のカラーと同じ」を期待しすぎないこと
レバーの子をお迎えするなら、
他のカラーのシュナウザーとまったく同じ被毛になるとは限らない
ということを知っておいてください。
これはレバーの魅力を下げるために言っているのではありません。
むしろ、レバーを長く楽しむために必要な情報だと思っています。
ブラック。
ソルト&ペッパー。
ブラック&シルバー。
ホワイト。
そしてレバー。
それぞれに違った魅力があります。
同じ犬種でも、カラーによって見た目の印象が変わります。
さらに同じカラーの中でも個体差があります。
「レバーだからこう」
と一括りにはできません。
毛量が少ないことと健康は別の話
ここは非常に大切です。
毛が少ないからといって、それだけで健康に問題があるとは限りません。
もともとの毛量が少ない子もいます。
毛質が細い子もいます。
硬めの毛の子もいます。
一方で、急に毛が抜けた、皮膚が赤い、かゆがる、フケが増えたなど、以前とは明らかに違う変化がある場合は別です。
その場合は、
「うちの子はレバーだから毛が少ないんだ」
と自己判断せず、獣医師に相談することが大切です。
普段からブラッシングなどをしながら、毛や皮膚の状態を見ておくと、小さな変化にも気づきやすくなります。
レバーの毛質に悩んだら、まず比較しすぎない
犬を飼っていると、どうしてもSNSなどで他の子を見る機会が多くなります。
「この子はこんなに毛がある」
「この子はこんなにフワフワ」
「うちの子よりモコモコしている」
そんなふうに比較してしまうこともあります。
でも、毛量は一頭一頭違います。
同じ犬種。
同じカラー。
同じ月齢。
それでも毛質は違います。
レバーの子を育てるなら、
「この子はこの子の毛質」
と考えてあげることも大切です。
もちろん、気になることがあればブリーダーやトリマー、獣医師に相談してください。
でも、他の子と比べて毛が少ないからといって、すぐに「悪いこと」と考える必要はありません。
レバーならではのすっきりした魅力
毛量が少ないレバーには、レバーなりの魅力もあります。
毛が少なめだからこそ、身体のラインがすっきり見える。
硬めの毛質だからこそ、毛が寝すぎず、きれいなシルエットが出る。
顔まわりがすっきりして、レバーの色素や表情がよく分かる。
そんな魅力があります。
「毛量が多い=可愛い」
だけではありません。
その子の毛質だからこそ似合うスタイルがあります。
トリマーさんと相談しながら、その子に合ったカットを探していくのも、レバーとの暮らしの楽しみです。
レバーをお迎えする前に確認しておきたいこと
レバーの子をお迎えしようと思ったら、毛色だけでなく、ぜひ被毛についても確認してみてください。
例えば、
「現在の毛質はどんな感じですか?」
「毛量は多いタイプですか?」
「両親犬の毛質はどうですか?」
「成長した兄弟犬の毛量はどうですか?」
「この子は毛が柔らかいですか?硬めですか?」
などです。
もちろん、成犬時の状態を100%予測することはできません。
それでも、実際に子犬を見ているブリーダーだからこそ分かることがあります。
写真だけでは分からない部分は、動画やオンライン見学などで確認するのもおすすめです。
「レバーだからこそ好き」という飼い主さんもたくさんいます
ここまで読むと、
「じゃあレバーは毛が少ないから大変なの?」
と思われるかもしれません。
でも、実際にはレバーの色に惚れ込んで、
「この色だからレバーがいい」
という方もたくさんいます。
深みのあるブラウン。
柔らかな色合い。
独特の雰囲気。
ブラック系とは違った表情。
そして、成長するにつれて少しずつ変わっていく雰囲気。
レバーには、レバーにしかない魅力があります。
毛量や毛質に個体差があることを知ったうえで、それでも、
「やっぱりレバーが好き」
と思ってくださる方に迎えていただけたら、私たちも嬉しく思います。
OG KENNELがレバーの「リアル」を伝える理由
レバーを紹介するとき、
「珍しいカラーです」
「とても可愛いです」
「人気のカラーです」
ということだけを書くのは簡単です。
でも、私たちはそれだけではなく、実際にレバーを育てているからこそ分かることもお伝えしたいと思っています。
レバーには、毛量が少なく見える子がいます。
毛が硬めの子もいます。
他のカラーほどフワッとしない子もいます。
そして、それを実際にお迎えしてから、
「思っていたより毛が少ない」
と悩む飼い主さんがいることも事実です。
だからこそ、最初から知っておいてほしい。
それが私たちの考えです。
良いところだけを見せるのではなく、レバーの特徴を知ったうえで、
「それでも、この子がいい」
と思っていただけること。
それが、これから長く一緒に暮らしていくうえで、とても大切なことだと思っています。
レバーの毛量も、その子の個性
犬は、工業製品のように同じではありません。
兄弟でも違います。
同じカラーでも違います。
同じ両親から生まれても違います。
毛量も違えば、毛質も違います。
性格も違います。
顔つきも違います。
だからこそ、一頭一頭に個性があります。
レバーのシュナウザーをお迎えするなら、
「この子はどんな毛質になるかな?」
「どんなトリミングが似合うかな?」
と、成長そのものを楽しんでいただけたらと思います。
子犬の頃には分からなかった魅力が、成長してから見つかることもあります。
まとめ|レバーは毛色だけでなく、毛質や毛量も知ってから迎えてほしい
ミニチュアシュナウザーのレバーをお迎えする前に、ぜひ知っておいていただきたいのが、毛量と毛質の個体差です。
レバーの中には、
・他のカラーより毛が少なく見える子
・毛が硬めの子
・フワッとしたボリュームが出にくい子
・すっきりした被毛の子
がいます。
もちろん、すべてのレバーがそうなるわけではありません。
毛量が多い子もいますし、柔らかい毛質の子もいます。
子犬の頃から成犬になるまでの成長によって、毛質が変化することもあります。
ただし、
「成長すれば必ずフワフワになる」
とは言い切れません。
だからこそ、レバーをお迎えする前に、この特徴を知っておくことが大切です。
SNSで見るフワフワのシュナウザーと比べて、
「うちの子は毛が少ない」
と悩んでしまう前に、
「レバーにはこういう個体差もあるんだ」
と知っていれば、その子の毛質を個性として受け入れやすくなります。
レバーは、毛色だけが魅力ではありません。
深みのあるブラウン。
一頭一頭違う表情。
そして、その子だけの毛質や毛量。
全部ひっくるめて、その子の個性です。
OG KENNELでは、これからもレバーについて、良いところだけではなく、実際に育てているからこそ分かることも正直に発信していきます。
レバーをお迎えする前に知っておきたいこと。
実際に育ててみて分かったこと。
飼い主さんからいただくご相談。
そして、子犬から成犬までの成長。
これからレバーを家族に迎えたい方にとって、少しでも参考になる情報をお届けしていきたいと思っています。
「レバーだからこそ好き」
そんなふうに思っていただける方と、素敵なご縁がつながれば嬉しいです。
OG KENNEL|レバーのミニチュアシュナウザーについて
群馬県沼田市のOG KENNELでは、ミニチュアシュナウザーを中心に、一頭一頭の成長を大切にしながら育てています。
レバー、レバー&ホワイト、レバー&タンなど、レバー系のシュナウザーについても、日々の成長や被毛の変化を発信しています。
「レバーって実際どんな毛質なの?」
「成犬になるとどんな感じ?」
「毛量はどのくらい?」
そんな疑問がある方にも、実際の子たちの成長を見ていただきながら、レバーの魅力を知っていただければと思います。
子犬の可愛さだけではなく、成長していく姿まで含めて。
それが、私たちが考えるレバーの魅力です。


